2026.03.10 講座紹介

【第1期卒業生の声】LDV ワイン・カレッジ KIRINOKA VINEYARDS & WINERY × L’école du Vin 〜 Level 1 〜

世界水準の栽培・醸造学を修めた沼田実講師から直接指導を受けられる、国内でも稀有なフィールドワーク型講座「LDVワイン・カレッジ」。

学びのフィールドは 日本ワインのメッカ『長野県』。キャンパスは 『キリノカ ヴィンヤーズ & ワイナリー』。

1年をかけてブドウの成長を追い、ワイン造りの真髄に触れた第1期生は、何を感じ、どのような変化を得たのでしょうか。

第1期卒業生の有本さまのリアルな体験談をインタビュー形式でご紹介します。


◆沼田 実 特別講師  キリノカ ヴィンヤーズ&ワイナリー代表
https://www.duvin.jp/instructor/numata
キリノカ ヴィンヤーズ & ワイナリー

◆本講座/主任講師
レコール・デュ・ヴァン 吉住久美 講師


「栽培から醸造まで、ワイン造りの真髄に迫る。第1期生・有本さまに伺う『LDVワイン・カレッジ』で得た羅針盤とは」
◆第1期生
株式会社CruX(クリュックス)代表取締役 有本雄観


Q1:今回、こちらのワイン・カレッジ受講の理由は?

有本さま:全ての始まりは、沼田さんの造ったワイン「KIRINOKA Pinot Noir 壱」を飲んで、その美味しさに衝撃を受けたことです。

以前より、日本人でWSET Level4 Diplomaを取得したパイオニアで、日本ワイン検定ほかワインスクール講師をされていたことも含めエデュケーターとしても優れた方であることは存じ上げていましたが、初リリースのピノ・ノワールに関してはそこまで期待をしていませんでした。とりあえずテイスティングと思って抜栓したのですが、スルスル1本空けてしまいました。

ワイン用ブドウの栽培や醸造を、字面や絵面だけでなく実践的により深く学びたいと考えていたこともあり、上記の体験からほどなくして本カレッジの開講情報を目にし、迷わず申し込みました。


Q2:実際に土に触れ、剪定や収穫を経験してみて、「ワインとの向き合い方」は変わりましたか?

有本さま:ロジックを学びつつ圃場やワイナリーでの作業を行う繰り返しにより、理論と実践の往還・融合ができる希少かつ貴重な機会を通して、さまざまなワインや生産者と向き合う上での思考のベースが深くなったと思います。

以前は、ワインを香りや味わいといった「結果」に、産地に関する「情報」を加味して考えるのが関の山でしたが、本カレッジを1年間受講する中でワインの「ものづくり」の部分、ブドウ栽培や醸造について自分なりのベンチマークができ、「ワイン造りの現場」をイメージしながらより具体的に考えを巡らすことができるようになりました。

学び足りない部分についてもより解像度の高い形で見えてきて、進むべき「ワイン道」の先を隠していた”霧”が、少し晴れてきたような感じですね。

【剪定】作業中の有本氏


Q3:【沼田講師の講義について】ご自身の考えに影響を与えた言葉はありますか。

有本さま:特定の言葉ではありませんが既述の通り、ワイン造りの各フェーズで沼田さんに「なぜそれを行うのか」について丁寧に説明いただいたことで、今後ワインに向き合う上での「羅針盤」を得られたと思います。

また、
・常にマーケットを意識した「商品」作り
・栽培や醸造における多くの変数を、限られたリソースの範囲内でマネジメントするために、ロジックをベースにしつつも臨機応変に対応していること
・理想とするワインを目指し日々試行錯誤しつつ、短期的な課題の克服と中長期を見据えた施策を講じていること
などについても、沼田さんならではの明快な語りによる講義や実習、試飲等の機会を通して、立ち上げ期にある日本の「ワイナリー経営のリアル」に間近で触れられるのは大変貴重だと思います。

私が従事している日本ワインビジネスについて今後の施策を考える上でも、非常に有意義な機会となりました。


Q4:1年間のフィールドワーク。今、振り返って感じる「最大の収穫」は何ですか?

有本さま:1年を通して「キリノカ」という1つの場所に通い続けることによって見えてきたもの、得られたものは大きいと思います。

特定の時期だけ圃場やワイナリーに行くのでは、見えてこないものがあります。都度何をすべきか考えつつ、一定の裁量を任された上で実際に触れながら、同じブドウ樹と四季を過ごすことで、理論や個別の実践がつながり立体感を持つようになりました。
もちろん、まだまだ見えていないものは多く不完全であることは否めませんが、大きな収穫です。

また、日本には日本ならではのワイン造り、各地域には各地域ならではのワイン造りがあることを、情緒的な話ではなくロジカルかつ体感的に認識できたこと、テロワールの要素として人間がとても重要な部分を占めていることを実感できたことも大きいです。

さらに、講師である沼田さん、吉住さん、そして前向きでモチベーションの高い受講仲間と共に、時には手もかじかむ寒風、時には厳しい陽射しの下で、いろいろ質問、相談、議論しつつ共に作業し、さらにワインを酌み交わしつつ楽しい時間を過ごせたこともまた、かけがえのない財産です。

【除梗】2025年10月


Q5:最後に、参加を検討している方へメッセージをお願いします!

有本さま:既にワインスクールで様々な知識を学び資格を取ったり、ワイナリーでのボランティア等の機会を通じてワイン造りの一部に関与したり、ワイナリー起業を考えていたり、積極的にワインに関わっている方々はもちろんですが、必ずしも事前知識や作業経験のない方であっても一つ一つ丁寧に教わることができるので、やる気さえあればとても有意義な体験になると思います。

・「実践なき理論は空虚であり、理論なき実践は無謀である」とも言いますが、今までの資格試験の勉強やワイナリーでの体験だけでは、物足りなさや不足を感じている方
・日本における「ワイン造り」「ワイナリー経営」のリアルを学びたい方
・知識や経験はなくても、やる気はある!という方
・長野県辰野町小野に広がる美しいヴィンヤード、そこに佇む小洒落たワイナリーに1年通うライフスタイルに魅力を感じる方
・「キリノカ」のワインを飲んで、感動した方

ぜひ、このカレッジの扉を叩いてみてください。

同期生達とも仲良く学びました。
※有本氏(左1番奥)

■有本 雄観 株式会社CruX 代表取締役
株式会社CruX(クリュックス)
「日本ワインを、日本の誇りへ。」
をミッションに掲げ、日本ワインの持続的な発展を支える仕組みづくりを行っています。

「日本ワイン検定」の運営をはじめ、メディア発信やイベント開催、OMOによる流通の最適化など、造り手と飲み手を結ぶ多角的な事業を展開。デジタルの力と強い情熱をもって日本ワインの魅力を広め、地域と共に心豊かな未来を醸します。
・株式会社CruX
https://www.crux-wine.com/
・日本ワイン検定
https://nihonwine.jp/kentei/


■事務局より
現在、LDV ワイン・カレッジ(第2期) KIRINOKA VINEYARDS & WINERY × L’école du Vin 〜 Level 1 〜 第2期生を募集中!です。
https://www.duvin.jp/course/2814

有本さまが語られた「ワイン造りの現場をイメージできる力」は、机上の学習だけでは決して得られない一生モノの財産です。
ただワインを飲むだけでなく、その裏側にあるロジックと情熱を肌で感じる1年間
あなたも長野の風に吹かれながら、自分だけの「ワインの羅針盤」を見つけにいきませんか?
第2期生として、共に土に触れ、語り合える仲間をお待ちしています。

Author

吉住久美

Yoshizumi Kumi

  • 日本ソムリエ協会認定 ワインアドバイザー
  • WSET® Level 3 Advanced Certificate
  • ドイツワインアカデミー トレーナー
  • 塩尻市ブドウ栽培・ブドウ醸造技術士
  • JSA Sake Diploma
  • ロバート・パーカー認定プロフェッショナル ワインテイスター
  • 日本ドイツワイン協会連合会 ドイツワイン上級ケナー
  • ドイツワイン親善大使
  • 日本テキーラ協会認定 テキーラ・マエストロ
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